100TeV領域宇宙ガンマ線探索のために、バックグランドとなる原子核宇宙線起源の空気シャワーを除去する装置として、地下に水チェレンコフ型のミューオン観測装置を建設している。検出面積をおよそ 10000 m2 とすることで空気シャワーに付随するミューオン数の差 (原子核起源宇宙線でおよそ 50 粒子、ガンマ線起源で 1 粒子以下) よりガンマ線イベントを数 % 程度の損失で原子核起源宇宙線を 99% 以上除去できるので、これまでの 10 倍以上の感度となる予定である。
検出器の種類 | 水チェレンコフ型のミューオン観測装置 |
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サイズ | 30 x 30 m2 |
装置数 | 4〜12(最大) |
検出面積 | およそ10,000m2 |
検出エネルギー | およそ10の14乗エレクトロンボルト以上(>10^14 eV) |